適度な運動 | 運動についても冷え性になる主な原因の運動不足でお話しましたね。 足先が冷える方は、かかとから着いて、足先に血液を送りこむように、重心を土踏まず、足先へと移して歩くようにしましょう。 運動はなにしろ、気持ちいいと感じるくらいが一番いいです。 もし、同じような繰り返しの毎日であれば、運動を取り入れて、生活を少し変えてみませんか? |
バランスのとれた食事 | 食べ物については冷え性になる主な原因の食事でお話しましたね。陰と陽のバランスです。 それと、よく噛んで飲み込みましょう。 つまり、バランスとよく噛むこと。そして、腹八分目。これが自然(しぜん)治癒力(ちゆりょく)を発揮(はっき)するコツです。 さて、下痢や便秘についても少しお話します。 下痢は、体に溜まった毒素を外に出そうと、体の水分を使って排泄する働き。いわば体のお掃除なんですね。これは自然治癒力がちゃんと働いた証拠。こんなときは、無理に食べずに、温かい水分を補給してしっかり寝るのが一番です。 便秘は、毒素を排泄できませんから、下痢よりもよくない。腸に渋滞している便から、水分が再吸収されて、カチカチになります。そして、その便が発酵して、腐ってきます。すると、有害ガスなど、毒素がでてきます。またその毒素が、水分と一緒に腸から再吸収されます。その結果、血液に溶けて体中をまわって、頭痛やめまい、食欲不振、胸やけ、吐き気などを起こします。 でも、体はどうにか毒を出そうとがんばります。がんばった結果、アトピーや湿疹、吹き出物など、肌に出すんですね。毒を排泄出来なかったら、人間はすぐに死んでしまいます。 便秘は大きく分けて、カチカチ便とコロコロ便に分かれます。 コロコロ便は腸の緊張が強くて、ケイレンするために便が切れ切れになります。 |
腹式呼吸 | 呼吸には大きく分けて、2種類あります。 呼吸は自律神経を自分でコントロール出来る、唯一の方法です。 まず、呼吸は吐くことからはじめます。実は、吐けない方がすごく多い。 フ~っとお腹をへこませて吐いたら、吐くのをやめます。すると、ギュッと絞ったスポンジを放した時に、水がス~ッと染み込んでいくようなイメージで、自然とお腹がふくらんで肺に空気が入ってきます。 ポイントは
だんだんと出来るようになれば、時間をのばしていきましょう。徐々に力が抜けて、体も変わってきていると思います。 |
重ね着 | 冷えは、外からも体に侵入してきます。夏でも手足が冷えてしまう方は、特に自分で熱を生み出しにくくなっていますから、外からの余分な冷気は、シャットアウトしたいものです。 具体的には、
ちなみに、一番素肌に履く素材は、絹がいいそうです。 重ね着すると、"着膨れするからちょっとなぁ"と思う方がいると思います。 |
腰湯(半身浴) | まず一番のオススメ、腰湯(半身浴)を紹介します。 "少し温めの湯加減で、長く、ゆったり温める。"ということです。 肩まで浸(つ)かったり、熱いお湯だと、心臓に負担がかかるのでドキドキしてきます。(交感神経が緊張する)また、のぼせて長くも入っていられません。 繰り返すうちに、頭にのぼっていた血が下がってきます。それに内臓が温められるので、副交感神経が働きやすくなって、眠りやすくなります。 |
冷えは体質でもあります。
体質改善は一日にしてならず。継続は健康なり。
皆さん、性格を直そうとするのはとても大変ですよね?
体質は、いわば体の性格です。だから、変えようとするには少々根気が必要です。
便秘を治すにしても、早い人で3ヶ月、または半年以上かかる人もいます。
さあ、あなたの冷えはどのくらいかかるのでしょう?