よく小学生をみると半袖・半ズボンの子が元気良く登校するのを見かけますが、私たちはとてもとても出来ませんよね。ちょっと恥ずかしさもありますしねっ(笑)
子供はなにしろ遊びたい!エネルギー旺盛!体の代謝も抜群!なので寒さ知らず、大丈夫なんです。
だけど、大人は遊べない、エネルギー停滞、代謝低下、なので寒い。ババシャツ・股引(ももひき)なんです。
いや、いいんです!ババシャツ・股引。最高の冷え対策アイテムです。
最近の街の服装を見ていると、上半身はダウンやコートでバッチリガード。でも、下半身はズボン一枚だけ、更にミニスカートという強者もいます。
実は、冷えで重要なのは、お腹・腰から下の下半身なんです。お腹・腰には内臓がありますね。内臓は冷やすといけないんでしたね。
足は体の中心から一番遠い所。血管もだんだん細くなります。寒い冬には中心温度より足先の温度は7、8度も低くなります。中心が36度だとしたら足先は29度。30度ないんですね。これでは冷えを感じてもおかしくありません。
ここで少し話がそれますが、冷えを感じるということは、体のセンサーがちゃんと働いているということなんですね。よく肩がガチガチなのに、肩こりを感じないという方がいます。こういう人は、体のセンサーが鈍(にぶ)くて、本当にひどくならないと感じません。感じたときにはだいぶひどくなっている。その分、治るのにも時間がかかってしまいます。
なので、体は弱いくらいの方がいいのかもしれませね。体が早く"そろそろ危ないよー"と教えてくれますから。
話を戻しましょう。昔からの健康法で、頭寒足熱(ずかんそくねつ)というのがあります。これは文字どおり、頭を冷やし、足は温めるということです。ストレスが多いと頭に血がのぼり、足には血が少なくなります。頭熱足寒になります。つまり、冷えのぼせという状態になるんですね。
足を温めれば、頭にのぼった血は下がり、頭寒足熱に近づきます。
足は体の中でも、とにかく冷えやすい。この足の冷えがまた、内臓を冷やし、筋肉を冷やして硬くしてしまいます。足がよくつる方は冷えている方がほとんどです。