病気とは、正常状態でないことを言います。つまり、冷え症は正常な状態ではないので病気といえるでしょう。もちろん、冷え症は死に至る病気でもなければ急を要する病気でもありません。しかし、体にとって冷え症は異常な状態だということは理解しておいてください。
更に、冷え症は色々な病気のもととなります。ですから、「冷えは万病のもと」=「まだ大した病気じゃないから治療なんかはいらないだろう」と思ってしまいます。しかし、先ほどから言っている通り、冷え症は正常な状態ではありません。立派な病気です。
冷え症による、一番の体への悪影響は、新陳代謝が遅れることです。実は、血液は酸素や栄養素などと一緒に温度も運んでいます。冷え症だということは、この血液の流れが悪いため、温度が運ばれていないということです。血液は、一般生活に例えると道路に相当します。どんなに一流の料理人でも、食材が手元になかったら料理が出来ません。食材は道路を使って最終的に料理人の手元まで来ます。いつも片側四車線の道路が一車線になってしまったら、食材が届くのが遅くなりますよね。冷え症とは、まさにこのような状態です。
上記の通り、冷え症は、血液の流れが完全に止まっているわけではありません。完全に止まっていたら、細胞が壊死して凍傷のように患部が真っ黒になってしまいます。冷え症は、血液は流れているのですが、必要量が足りていない状態です。ですから冷えている部分の傷は治りが遅かったり、皮膚がガサガサしていたり、患部が硬くなったりします。そうです、見える見えないに関わらず、冷え症はすでに体に異常を起こしているのです。だから冷え症は病気と考えてください。
冷え症の方は、「治療」とまで大げさには言いませんが、対策が必要となります。対策せずに、そのままにしておくことで、冷え症はもっと大きな病気へと発展してしまいます。
適切な対策をするには、冷え症に対しての基礎知識が必要となります。当たり前ですが、冷え症の原因が分からなければ対策も出来ません。また、基本的な人間の体のことを知らなくても、対策は出来ません。対策が出来ないのですから、冷え症を解消することも改善することも出来ません。
冷え症の症状は、夏でも手足が冷える・もちろん冬は手足だけでなく体全体が冷える・・
また、しびれる感じもする・顔は暑いのに手足は冷えるなど、色々とあります。
このサイトでは、冷え性のことが分かりやすく書かれていますので、あなたの冷え性対策の参考にしていただければと思います。